イトさんの
  2007シーズン
                 スキーあれこれ
スキー’05 ’06 ’08 ’09 ’10 へ   

2007年6月6日(水)
本当にシーズンオフ
あっという間に6月になっちゃいました。先日もお客さんとシーズンオフ会(ただの飲み会ですけど)やって来ました。飲み会シーズンインです!なんて馬鹿なことを言いながら、冬に蓄えたお腹の分厚い防寒油と格闘を始めました。今シーズンも「スキーあれこれ」楽しんでいただけましたか?さすがにもうシーズンオフでしょ。私は前回の立山釼で終了です。滑走日数26日。ここ最近では一番少ないです。やはり4月とGW行かなかったからでしょうか。今年は赤倉、八甲田、釼沢と、今まで行ったことが無いところにバックカントリーに出ました。ゲレンデは開田マイアへ初めて行きました。試乗会も本格的にやりました。また来年もできるだけ皆さんと滑る機会をもうけたいと思います。とりあえず今回で「スキー2007」を切りたいと思います。次回からは「2008」でお会いしましょう。といっても、ちまたでは早くも早期予約を始めている所もあります。穂高では6月末頃からを予定しています。今年も充実した品揃えでみなさんをを迎えしたいと思います。お楽しみに。
2007年5月24日(木)
釼沢スキー研修
滑走日数が2日増えました。と言ってもゲレンデではなくフィールドです。月火曜と連休して3人で釼沢にて研修(と言う名の遊び)です。今回の目的はスキー登山だけでなく、文登研(文部科学省登山研修所)主任講師であるすーさんが、来週から夏山研修で入山する偵察(なんちゅー絶好の理由)もかねてです。釼沢は立山のスキーで有名な雷鳥沢と別山乗越をはさんで反対側の大きな沢で、日本三大雪渓のひとつ釼沢雪渓があるところです。月曜は立山室堂から雷鳥沢を上り、釼沢小屋まで滑走です。まずは山麓立山駅からケーブルカーとバスを乗り継ぎ室堂まで。室堂に着いたとき、5月末にしては考えられないほどの山の白さに驚きました。通年ならこの頃は残雪も茶色く汚れて山もあまりきれいとは言いがたいのですが、ここ1週間で多いところは1mほど積もったとのこと。建物の屋根にもかなり積もっていた。これは期待できる。とりあえず室堂の富山県警山岳警備隊に挨拶に行き出発。雷鳥沢まで滑って、ここからシール登高。乗越にある釼御前小屋より釼沢小屋まで滑走。少し湿っているがかなりいい雪。きょうはここまで。小屋についてから、すーさんと桜井が小屋周りの雪かきをしだした。ここの小屋では二人は身内のようだ。申し訳ないので私も手伝った。スキー場勤務で鍛えた雪かき技術を久しぶりに本領発揮。と思ったが、なにせ雪が超硬い。雪国での雪かきは、積雪即雪かきだが、ここはひと冬、それも数十メートル(おそらく20mくらい)積雪の中に埋まっていた小屋の雪なので、カチカチにしまっている。パワーに任せてそれでも一応昔取ったきねづかでがんがんかいた。おかげで晩飯とビールのうまいこと。この釼沢小屋、昔のなんでもで(2004.10.1参照)話しましたが食事が非常においしい。今夜のおかずは熱々のとんかつ。それも2cm以上あろうかと言う極厚で中はジューシー。あと、感動は採れたての行者にんにく。味噌をつけてパリパリいただくと、なんともパワーが出そうなうまさ。食後、ご主人の佐伯友邦さんと談笑し、コーヒーまでご馳走になった。朝5時起床。朝食もボリュームたっぷりで、下手な旅館より豪華。6時過ぎに出発し、今日の目的地長次郎谷へ向かう。まず、釼沢をどんどん滑る。さすがに早朝はカリコリのアイスバーン。長次郎谷出合いからシール登高。マイペースで登っているとあっという間に桜井は遥かかなた。私はそんなに遅くは無いと思うが、いつもながらどんな心臓してるのか見てみたい。2時間ほどで熊の岩へ。そのころ桜井とすーさんは左股コルの下。あまりの絶景と気持ちよさでどうせ追いつかないと悟った私はそこで大休止しながら待つことに。やはり大自然はすばらしい。特に残雪期の釼バリエーションなんて、シロートのいけるところじゃない。日頃、プロやコンテストの写真で見ていた景色が目の前に広がっている。しばらくして2人が下りてきたので一緒に滑る。ここの雪は最高!締まった雪の表面が少しだけ溶けかけて、ゲレンデよりも滑りやすい。もったいないので少しずつきざんで滑っていると、なんか右の上のほうで動いたような・・あぶない!がけの上から巨大な雪の塊が落ちてきて、下の岩ともども落下してきた。幸い何事も無かったが、ちょうど私たちの通りかかった真横での雪比の崩壊。タイミングがよいと言うかなんというか。すごいものを見てしまった。その後、出合いまで滑り、再び釼沢をシール登高。またまた2人にぶっちぎられたがマイペース。しばらくすると後のほうでザーッと雨のような音。そのまま黙々と登っていても収まらない。足を止め後ろを見ると、なんと横の沢から表層雪崩。けっこう大きなもので、今自分が歩いてきた沢の3分の1ほどまで流れてきていた。おそらくその場にいても巻き込まれることは無かったと思うが、もし・・と考えると恐ろしい。わずか2時間くらいで雪庇崩落と表層雪崩の両方を生で見るという非常に貴重な体験をした。ちょうどお昼頃釼沢小屋に到着。休憩していると小屋の若旦那新平さんがカップめんを作ってくれた。ちょうどお腹がすいているところに暖かいものは非常にありがたい。スープまでしっかり飲んで、小屋を出発。釼御前まで約1時間の登り。(ちなみに桜井は15分ほどで登っていた。化け物か!)御前小屋前でちょうど室堂から登ってきた文登研の偵察で富山チロルの佐伯岩雄さん、日プロガイドの小林さん、専門委員の東さんに会った。話をしていると小屋の主人が缶コーヒーをくれた。ほんとこの人たちにとって立山釼は身内なんだなーと思った。その後、少々腐って重たい雷鳥沢を最後の滑走。室堂まで登高。バス、ケーブルカーを乗り継いで終了。今回2日間ほとんど雲と言うものに縁のないドピーカン。雪も降りたてで、これ以上にない最高の条件でした。おかげで3人とも顔が大変なことになっている。日焼け止めもばっちり塗っていたが、お日様もSPFがなんぼのもんじゃい!てな感じで容赦なかった。あと、今回一番期待したのはここのところ美食と運動不足でガッツリと居座っている腹の肉。2日間で約10時間登ったので(滑走は1時間くらいかな)さぞかし脂肪も燃焼してくれたんじゃないかと期待しましたが、あの釼沢のボリュームたっぷりのおいしい食事とカップめん、それに下山後の富山の回転寿司(正直へたな寿司屋より絶対うまいよ)でむしろ若干太ったかもしんない。こりゃ大変だわ。
立山ケーブルカー

有名な雪の大谷。この日は13m

釼御前より雷鳥沢、室堂を望む

釼沢小屋と雪かきするイトさん

釼沢小屋より残雪の釼岳

長次郎谷をシール登高中

こんなすごいところを滑りました。長次郎谷左股。ちなみに真ん中の点が滑走中のイトさん。

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2007年5月19日(土)
片桐 貴司デモ
片桐貴司SAJナショナルデモンストレーター。今年こそ技術選では19位と不本意な成績に終わりましたが、全日本基礎スキー界のトップデモンストレーターです。数年前仕事で一緒になってから、顔を合わすとお互いあいさつし、お話するようになりました。私彼とはなぜか縁があり、一昨年GWは山専試乗会の親睦会のとき、たまたま志賀に居合わせた彼をフィッシャーの担当が呼んでくれて、うちのお客さんを交えて楽しく歓談しました。昨年は偶然泊まった宿で一緒になり、今年はレグザムパーティーで一緒になりました。彼と初めて出会ったのは2002年軽井沢でのフィッシャーの試乗会。中田良子デモと一緒に今年の技選で使うスキーのテストに来ていた彼に私から声をかけました。見た目とは裏腹(ごめん)すごく礼儀正しく頭の低いやつだと感心したのを良くおぼえています。そのときすでに中田デモのサインをゲットしていたミーハーな私はまだデモでもなんでもない新人の彼に「将来の基礎スキー界をになう大物新人君」といってサインをもらいました。すると大きな色紙の真ん中に小さく漢字で「片桐貴司」と。「すみません、初めてなもので」その年のGW、試乗会の仕事で3日間一緒にすごしたとき「僕のことおぼえてる?」と言ったら「おぼえてますよ、生まれて初めてサイン書いた方ですから」。というわけでうちの店には「トップデモ片桐貴司が初めて書いたサイン」という超レアモノがあります。先日のレグザムパーティーの時、彼に新しいサインをもらってきました。すっかりサインにも慣れ、さまになっていました。「伊藤さんのお店ってどこですか?最近たまに名古屋に行くんで、今度遊びに行きますよ」相変わらず頭が低くていいやつでした。来年こそトップ3目指してがんばってほしいものです。
左が激レアの初サイン。右がかっこいい現在のもの

片桐デモ。見た目は最近の若者ですが、非常に礼儀正しい好青年です。
2007年5月16日(水)
祝 REXXAM15周年
14日月曜日、大阪のグランキューブ大阪で行なわれた「REXXAM15周年記念パーティー」に行ってきました。穂高では、3年目からなのでもう12年扱っています。思い起こせば、当時ちょっと気になっていたあのブーツを、すーさんが幕張メッセでの展示会で見つけて見てきたのが始まりです。そのあと、当時の営業部長の阿部さんが直々にブーツを持ってきて履かせてもらった時を思い出します。当時はある程度下調べをして選んだ専門店が、言って来なければやらせないという強気な商売をしていました。しかし、開発、営業マンが頻繁にショップに足を運び、細かな意見や要望を聞いてまわり、それを製品にフィードバックするという非常にまじめな姿勢が今日の人気につながっているのだと思いました。パーティーはまず、社長のあいさつから始まり、乾杯のあと選手(佐藤久哉、片桐貴司、田島あずみ、佐藤秀明、徳武 剛、太田真由美)、アドバイザリースタッフ(竹村幸則、中澤美樹、工藤北照高校監督)の紹介、15年の歴史、林事業部長と田島あずみ選手、佐藤久哉選手による開発秘話、選手たちの来年の目標等内容盛りだくさんでした。料理も、隣のリーガロイヤルホテル大阪のシェフが手がけたというかなりなもので、立食形式で行なわれました。飲み物もアルコールもあり(だからイトさん担当だった)中でもビールはレグザムの隆祥産業で生産される自慢の地ビール「さぬきビール」が振舞われた。ここでひとつ。なんでレグザムで地ビール?と思われる方が多いと思いますので豆知識。隆祥産業(株)は、四国は香川県に本社を構える会社で、エレクトロニクスや自動車、眼鏡分野、その他いろいろな産業にかかわる、いわゆる技術屋集団の会社。その中のひとつスポーツ事業部が大阪に事務所を構える「REXXAM」なのです。で、今回はその中の地ビール部門のさぬきビール10周年を記念して造られた地ビール、苦味が少なくフルーティーな「空海」とこくと苦味のバランスが良い黒「父帰ル」が出されたというわけです。和やかなムードの中で、あっという間の2時間でした。これだけの豪華な顔ぶれがそろう催しに、ミーハーイトさんは興奮で酒のすすむ事(じゃ無くてもすすむと思うけど)。久しぶりに久哉デモや貴司デモと楽しく談笑できたので楽しかった。20年、30年と、またこのように祝えるよう、今後のREXXAMブーツに期待します。でも、REXXAMといえばもう一人。予定では来るはずだった上村愛子ちゃんが怪我リハビリのため欠席だった。絶対に生愛子と2ショット&サインと思ってカメラと色紙持っていったのに・・・残念!
下は出席選手&アドバイザリースタッフ 左から佐藤久哉ナショナルデモ、片桐貴司ナショナルデモ、佐藤秀明ナショナルデモ、徳武 剛ナショナルデモ、田島あずみ選手、太田真由美ナショナルデモ、佐藤(中澤)美樹元ナショナルデモ、工藤監督、竹村幸則SAJイグザミナー。豪華な顔ぶれ。

岡野社長のあいさつから始まった。

林事業部長と田島あずみ選手、佐藤久哉デモ

こんな方たちも。岩渕隆二さんと小賀坂スキーの小賀坂社長

さぬき地ビールの「空海」と「父帰ル」
2007年5月7日(月)
祝 南極滑走?
先日、なんでもで紹介した(1月18日)第48次南極観測隊に参加している志賀先生がついにスキーをしました。(ちょっとだけど)南極ですよ、ナンキョク!すごい。何がすごいかって、滑った志賀先生もすごいけど、そのスキーをチューンナップしたのが私ということ。(しょーもなー)南極で滑走するスキーをチューンした人って、ワールドカップ選手のチューンした人より少ないんじゃない。(おおげさ)なんか興奮してしまった。
志賀先生のブログより。ドクターNAOKOスキーをするの巻き。
2007年5月2日(水)
シーズンオフかな?
4月の1週目に連続記録が途切れた時点で今シーズンが終わってしまったよ−な気がする。今年は数年ぶりにゴールデンウイークのスキーが無かったので、ゲレンデはもう終わりでしょう。ただ、ひそかにすーさんと立山でも行こうかという計画もあるので完全オフではないかも知れない。今年は結局24日。ここ数年で最低です。4月に滑っていないのもおそらく20年ぶりくらいかも。ゴールデンウイークも残り数日。みんな滑ってるんだろうなー。いいなー。今日から私は仕事です。そして、ダイエットと飲み会のシーズンインです。昨日まで、とてもグルメな旅に出てきました。かなりお腹に貯めこんできたので、今日からがんばるぞー!
2007年4月16日(月)
サプライズなお客さん3
かなりテンション下がってきました。明日こそお客さんのOさんと行こうと前から計画ねっていたら天気悪そうだしね。用事を理由と自分に言い聞かせて中止にしてしまいました。そんなところ今朝、いつものように朝の朝礼(という名の野球談義)をしていると、外からひときわ黒い顔の人が中を覗いてる。まさかと思ったらやっぱり。ヘッドスキーのKING川上さんです。「どうしたんですか急に」「地元の消防団の旅行で名古屋まで来たんで」午前中の自由時間を利用してわざわざ来てくれた。川上さんはいつもヘッドスキーの関係でお世話になっている方で、エコーバレー近くで「山の家かわかみ」という宿をやっている。元ブランシュたかやまスキースクールの主任講師で、現在はSNOWKINGというスキースクールを主宰し、全日本選手を輩出している。(スキーあれこれ2006.2.3参照)ブログを見るとまだまだあちこちとスキー場をまわってる。今年は月山まであるそうで、結構ハードです。来年はたくさんキャンプを企画しているそうですので皆さん是非参加してください。イトさんのトップページのリンクに「山の家かわかみ」のリンクがあります。ぜひ覗いてみてください。しかしホントにびっくり(サプライズ)しました。
KING川上先生。今一番黒い(顔が)ときかも。
2007年3月31日(土)
鍵 周作デモ
スキーあれこれに何度か登場している、SIAデモンストレーター鍵 周作さんを紹介します。今年でデモ10期目。杉山スキー&スノースポーツスクールに所属しながら、HTMスポーツジャパン(ヘッドスキー)大阪で営業をしています。今時数少ない、雪国育ちではなくレジャースキーヤーから純粋なスキー教師出身(最近は競技出身者が多い)のデモンストレーターです。特に低速種目を得意とし、本人も「僕は指導種目系でデモになったようなものです」とよく口にする。おっとりとし、非常に腰が低く、まじめな彼のキャラは生徒には非常に慕われ、業界の人間や同僚にはいろんな意味でかわいがられている。たとえば数年前のヘッド主催のパーティーの会場では、同僚にみんなの前でいろいろ暴露(結構きわどい内容でした)されたりしていた。山専試乗会のときは毎年スタッフとデモを兼任し、昼間はデモとして皆さんにレッスンを、終わるとスタッフとして片付けをし、夜はスタッフミーティングに遅くまで付き合い、朝は誰よりも早く起きて準備をするので、山専ショップのスタッフには非常にかわいがられている。しかし、スキー教師になると非常に熱く、わかりやすく丁寧で、うちの顧客にも非常に定評です。こと、上級レッスンはみんながへとへとになるくらい滑らせるとのこと。彼との付き合いもそろそろ5〜6年になるだろうか。毎年ヘッドの試乗会と山専試乗会のときに会い、そして昨年は私念願のデモキャンプを彼にお願いした。今年は先日の試乗会に彼から進んで来てくれた。もう彼には頭が上がらない。そんな彼のことが今月のスキージャーナル5月号に特集されている。題して「デモンストレーター鍵周作が低速技術にこだわる理由」です。これはかなり内容がいい。特に現在、指導的立場にある方、今一歩伸び悩んでいる上級、エキスパートの方にぜひ読んでもらいたい。指導者としての本質を改めて考えさせてくれる。彼が他のデモたちと一味ちがうのはおそらく生まれながらにスキーをする環境を与えられた人たちに対し、スキーの道に遅くに飛び込み、自分の技術向上を図りながら指導者となり、プロスキーヤーのトップと肩を並べるまでになった自信と、指導者、プロスキーヤーでありながらメーカーの営業マンとして道具とスキーのいい関係をもてるところにあると思う。先日、きそふくしまのリフトの上でいろいろと突っ込んだ話をしていたとき「実は今年、デモ選出ないことにしたんです。引退です」。なんだか寂しい気もした。でも、引退により多少時間に余裕ができればスキー教師の時間が今よりも多く取れるとのこと。「またデモキャンプやってくださいよ」「元デモですけどね」これからもすばらしいスキー教師としてご指導お願いします。
昨年キャンプでお世話になったときの鍵デモ。奥志賀スポーツハイムにて
2007年3月30日(金)
連続記録?
初すべりが非常に遅いイトさんも、終わってみればかなりの日数を滑っています。(ちなみに現在24日)もちろん仕事も含めてですが、やはり毎年2月3月は良く滑ります。2月中は仕事がらみが多いのですが、3月になると仕事のスキーから解放され、さらにしょっぱなから恒例の社員研修があるので、一気に加速が付きます。今シーズンの初すべりは前にも書いたとおり1月9日。考えてみると、今シーズンはこの日から1週も休んでいない。こと、火曜日に関しては2月27日(その週は3月3日土曜に滑った)と今週3月27日以外、全部滑ってます。相手がいないと一人でも行きます。「ほんと、すきだねー」と、かみさんもあきれてる。13日(火)、車のお祓いに行きたいというかみさんを、無理やりスキーに連れて行ったら、さすがに今週(27日)は逃げられなかった。やばい!連続記録が。急遽昨日、御岳ロープに行ってきました。これで12週連続です。どこまで続くか。でも、今年はゴールデンウイーク雪なさそうなのであと2週くらいかな。まぁこんなのスキーヤーには当たり前なんだけどね。来年こそ年末も滑ってもっと記録伸ばすぞー、なんて毎年馬鹿なこと言ってます。ところで、昔からなんかの用事で1週あいたときのショックってなかったですか?(あるある!)せっかく毎週行ってたのにー、とか思って結構ショック大きかったりする。そしてそれが3月末だったりすると急に何かがぬけてしまって、次の週行くのが非常におっくうになったり、起きるのがめっちゃえらい。「おうおう」、とか「そうそう」とうなずいたそこのあなた!私と同じ、かなりの重症患者ですね。いいお薬(ニューモデルスキー)処方しますよ。
ちなみに昨日の御岳ロープは、天候は湿った雪時々あられ、頂上朝積雪約10センチで、しっかり雪あり全面滑走可能でした。しばらく大丈夫でしょう。
2007年3月26日(月)
きそふくしま試乗会
早朝起きるとやはり雨。高速乗ったらかなりの豪雨。木曽川は茶色の濁流。現地についてもまだまだ雨。不安は現実でした。それにもかかわらず、たくさんのお客様にご来場いただき感謝でいっぱいです。当初、昨年のように試乗機を何台か持って、うちの顧客の方が多いきそふくしまスキー場に遊びに行き、一緒に滑ろうという計画でした。そうしたら、試乗機を要請したSSK三浦氏が現地で手伝ってくれるとの事。試乗機台数もかなり増えた。そして直前になってヘッドスキーでお世話になっているSIA鍵周作デモが試乗機を持って応援に来てくれ、さらにワンポイントレッスンをしてくれると。さらに、当日きそふくしまスキー場の山岡社長とスタッフの方たちが協力してくれて、テント設営、パイプ椅子の準備や試乗機の管理等してくれた。一転本格的な試乗会になってしまった。うれしい誤算。穂高ののぼりでも持っていけばよかった。(ないけど)天気は午前中雨が残ったものの、午後には日も出てくれた。気温もあまり上がらず雪もよく締まり、なによりがらすきのゲレンデ(スキー場には気の毒でしたが)は夕方までほとんど荒れず、一日しっかり試乗していただきました。来年以降、こんな本格的な試乗会はもう出来ないかもしれませんが、できるかぎりみなさんに試乗してもらえる機会をつくりたいと思います。
2007年3月22日(木)
ウイングヒルズへ
今週はいつも店で遊んでるY君をつれてウイングヒルズ白鳥へ行ってきました。このスキー場、実はオープンした年の12月に行ったきり一度も行ってなかったのでかなり久しぶりです。(やはりA社のスキー場のイメージが・・・)先週、高鷲スノーパークにコソ連行ったときかなり雪が多かったのでいいと思ったら(高鷲とウイングは山の表と裏)雪少なっ!急斜面はもう真っ黒。中斜面はところどころ茶色。メインのアイスクラッシャー斜面のみ滑走可能(いらないスキーならかなり滑れますが笑)という感じでした。結局ゴンドラは1本も乗らず下の2本のクワッドをメインに滑りました。今回は我流の変な癖の付いてるY君を基本からみっちり猛特訓。おかげで私も根暗な基本練習をしっかりやってきました。その成果、帰る頃には彼もかなりまとまってきました。やっぱ小さい頃からスキーやってると飲み込みがちがうね。(若いっていいな〜。おやじはいってます)ちなみに告知しちゃうけど、今度の日曜きそふくしまスキー場に何台か試乗スキー持って遊びに行きます。このページを読んでくれた方に限り試乗スキーにのって貰えますのでよろしかったら遊びに来てください。(数に限りがありますのでご要望にそえないこともあります)多分クワッド乗り場のあたりにいますから声かけてください。ただ、天気が心配だけど・・・
2007年3月18日(日)
ニューモデル情報 オガサカ
毎年一番人気のオガサカです。今期継続だったKS−CHとKS−GTが変ります。その名もKS−AMとKS−ST(オールマイティーとショートターンの略。なんて安易な名)AMはその名の通り1台でなんでも使えるオールラウンダー。トップのとらえがTEよりも良く、扱いがやさしく長さを感じさせない。来期オガサカのメインスキーになると思われる、待ってましたという1台。STは昨季のGTに変る小回り用。サイドカットを大幅に見直し、ターン弧の自在性が向上。完成度の高い小回りが可能です。TE、THとユニティーは継続。大回りのKC−RVは21、17共サイドカーブは変りませんがバランスを若干変更している。レーシングスキーはGSレギュレーションの変更(FISはR21mからR27m)にともないGS−27、GS−23(女子)を発表。両モデルとも専用VIST社製AIRプレート付もある。SLもサイドカーブ、バランス等を見直している。こちらもVISTのDUOプレート付がある。そしてE−TURN。佐々木DAI−KがプロデュースのET−YAはかなり極端なパウダースキー。144−111−133mmはパウダー、悪雪専用で、なんと153cmからあるところがオガサカらしい。もう1台のET−MAは118−80−108mmと、どこでも使える楽系スキーで、バックカントリーには非常にいいスペックです。昨年、山スキー系で非常に評判の良かったG、L、SFは継続です。パウダーガールも変ります。昨年は基礎系大回り小回りでしたが、今年はオールラウンド上級のPG−M、中級のPG−Rと楽系&BC対応のPG−Maです。全体的にやはりオガサカというおいしいところを出してきていいと思います。特にAMはかなり評判がいいです。ただ、スキーの切れ上がりや小回り系オールラウンドとしては、昨年からのTEもかなりいいと思うので迷うところです。今シーズン、オガサカは昨シーズンまで評判の良かったFMプレートのニューバージョンFM600を発表。うれしいことにスキーと同時購入だと割引(¥14000をなんと¥9800)になります。レーシングとKC−RV21に付くVISTも同時購入ですと安くなるので見逃せません。今年も8月末日まで、オーダーシステムがありますのでお見逃しなく。
2007年3月17日(土)
ニューモデル情報 フォルクル テクニカ マーカー
来期のフォルクルは、まずシリーズの名称を少し変えてきました。2年ほど前にレーシングシリーズの名称を「レースタイガー」にしたのが好評だったのか、エスカレート?してタイガーシリーズにしてきました。昨季まで大好評だった「スーパースポーツ」を「タイガー」とし、昨年イトさんが雑誌デビューを飾った(2006.3.24参照)時のオールスターが「クロスタイガー カーボン」、以下、「チタニウム」「トゥエンティ」「3モーション シルバー」「ホワイト」と続く。ちょっとグレードがわかりにくい。そして、新発売の「タイガーシャーク」シリーズ。もうすでに雑誌等で話題になっているスイッチ付のスキーです。ベースは3シーズンほど前にイトさんいち押しだった「スーパースピード」で、5機種発表。「タイガーシャーク12フィート パワースイッチ KROMICA」(長い名前!)と「同10フィート」(この12フィートの「フィート」はサメのグレードを大きさであらわす所からきてるそうです)は名前の通りパワースイッチ付。このスイッチは、板のテール部分にオン、オフスイッチがあり、雪質や状況によりスキーの剛性を変えようなんていう機構です。オンではスキーの両サイド(サイドカーブに沿って)トップからテールまでに内蔵されたカーボンスティックがスライドし、トップ部のスプリングにテンションがかかりスキーがハードになる。これにより、ロングターン、ハイスピード、アイスバーンに対応。オフにするとテンションが下がりやわらかくなるという。ほんまかいな?ちょうど私の試乗した日は朝はカチカチのアイスバーンで、昼からぐちゃぐちゃの湿雪だったので、朝一と昼一に「12フィート」をオンオフ共にのってみた。すると、朝一の硬いバーンでははっきりとわかるくらいの違いに驚きました。これはすごいものが出てきた。某R社の「付け替えるとロングもショートも」にくらべてめんどくさくない。ただ、値段のほうもかなり高いのでちょっと考えさせられる。(¥150000予定)ちなみに、スイッチなしのものもありますが、そちらはイトさんお気に入りの「スーパースピード」にそっくりで、安定感抜群のクルージングスキーです。しかし、タイガータイガーと、どこかの虎好きのK兄のようなメーカーになったねー。そして「アンリミテッド」(バックカントリー)と「アッティーバ」(レディー)相変わらず健在。「アッティーバ ソル」は今年もトップ人気の軽量オールラウンドレディースになるでしょう。さて、今期から佐々木明が使用して話題のテクニカブーツですが、ディアブロの色が少し濃くなります。(90Jはそのまま)オレンジがちょっと・・という人が結構いましたが、今年はフレックス100のブラックが出ます。昨年レジャー系でトップ人気だった幅広の「MODO」シリーズや、レディーの「アッティーバ」も健在です。次にマーカービンディングですが、当店一番需要の多い「12.0チタニウム」シリーズは変らないのですが、レーシングシリーズの「COMP14.0」がなくなり、「COMP16.0」と「COMP12.0」に変る。特に競技やエキスパートの方で16.0をお求めの方は最低解放値が8なので、少なくとも10以上での使用が推奨。10以下での使用をお考えの方は12.0をおすすめします。来期、すでに雑誌等で話題になっているバックカントリー用ビンディング「DUKE 16」。かなり期待しましたが、あの重さと解放値6〜16はがけから飛び降りるエキストリーム用で、私たちのバックカントリーやツアースキーにはちょっとね・・て感じでした。
P.S.ごめんなさい、カメラ忘れて写真ありません。デザインは雑誌や店頭で。今年はKAYOちゃんに会えなくて残念!
2007年3月15日(木)
八甲田スキー研修 つづき
そして3日目。昨夜、桜井がホテルの向かいにあるSAJ八甲田スキースクールに話を聞きにいったところ、親方に散々飲まされて(といってもビール2本。やつはあまり飲めません)気に入られ、プライベートガイドの約束をしてきた。朝一ロープウェーに現れたのは結構若い平井さんというガイド。山頂でスクールの親方が他のお客を連れて一緒になったとき、「うちのナンバー1ガイドだから、楽しんでこいよ」。そのとき山頂気温−13℃風速18mで猛吹雪。普通なら中止だが、どのガイドもさっさとツアー開始。あとで聞いたところ、八甲田はこれが普通で、1日中晴れて風もなく穏やかな日なんて春までほとんどないそうです。午前のコースは銅像コース。まったくのホワイトアウトの中どんどん進む。すると風もちょっと穏やかなところに大きなパウダー斜面が。さすがジモティー。私たちがシールを持っていることを知っていたので「ここからちょっとコースを外れます」といって、シールで登高。尾根を登ってかなり滑走を長くとってくれた。そして銅像前に来るとちゃんとスクールのバスが迎えに来てくれる。午後は八甲田温泉コース。やはりまだ猛吹雪。今度は頂上から赤倉山方面に。ここも微妙な登りでシールを付けずにかなり登った。かなりつかれたけどそれに見合う斜面が待ってた。またまた八甲田温泉にてバスが待っててくれた。今日は2本。膝パウダーでかなり楽しく、スキーというよりも雪山で遊んだという感じ。帰りに急きょ、平井ガイドに明日もお願いした。4日目、名残惜しい最終日。昨日と同じく朝一ロープで山頂へ。今日は予報が大はずれのドピーカン。360度の大パノラマが広がる。「今日は午前中2本滑ります」と平井ガイド。1本目は山頂よりフォレストコース下部へ抜けるバリエーションコース。2本目は宮様コースからかもしかへ抜けるコース。2コースともしっかりパウダーの残ったところに案内してくれた。今日の昼食はホテルで平井ガイドと若手修行中ガイドのたくま君と一緒にし、午後は最後に銅像コースの大斜面に行った。ここは最高!腰までパウダーでした。ここしばらくパウダーとご無沙汰だったらしく、平井ガイドも結構楽しんでいたそうです。この旅で何がよかったかというと、ホテル発帰りのバスがなんと5時10分。しっかり3時まで滑ってゆっくり温泉はいって片付けてもまだゆっくりお茶の時間(当然いとさんふーさんはビール)がある。案外八甲田って近いね。当初の予想をうらぎって、ホントに青空の下で腰までパウダーをできたのは非常にもうけた気分でした。やはり、少しの登りで長い滑走距離(4〜5km)とオフピステが体感できる、八甲田にはまる人の気持ちが少しわかりました。
ちなみに八甲田で必要かどうかはわかりませんが、ビーコンとシャベルは全員携帯しました。
  
一晩でこんなに育った樹氷        出発前。一番右がイトさん          帰りのバスから夕日に染まるブナ林
2007年3月10日(土)
八甲田山スキー研修
行って来ました、青森県は八甲田山。今年もバルトロと合同です。青森上陸は十数年前、私が穂高に入社した最初の研修が鯵ヶ沢だったので、2度目です。行った初日、曇ってはいるが雪は降っていなかった・・・どころか、非常に暖かい。現地の人に聞いたところ、もう2週間ほどまったく雪が降らず、暖かい南風の影響で150〜200cm雪が解けてしまったらしい。下は穏やかですが、なんとリフトもロープウェーも強風のため運休。予想通り今日は温泉&酒だ。と、思ったら、すーさんが「かもしか行くぞ」。そうか、登高用のシール持ってる。そーいや今回はバックカントリーだということをすっかり忘れてた。宿泊先の八甲田リゾートホテルにチェックインして昼食後に準備。さあ、1本目です。ホテル裏の寒水沢を渡り、かもしかコースを上の毛無岱までシール登高。暑くてシャツいち(枚)で登りました。雪は重く、ぐちゃぐちゃでしたが、今まで見た中で一番の延々と続くブナの森はなんとも疲れを癒してくれました。初日は1本のみ。次の日起きると天気はまだ曇り。今日はロープウェーが動くとのこと。朝一で頂上へ。上はやはり寒いが名物の樹氷がまったくない。一応視界があるので、午前は酸ヶ湯まで中央コースを滑り昼のバスでロープウェー乗り場へ戻ることに。とりあえず桜井ガイドの先導で滑る。途中、微妙な登りが何ヶ所かあって、唯一のスノーボーダーバルトロのM越ちゃんは少々疲れた様子。そう、ボードはスキーと違って履いたまま歩けないので微妙でも登りのたびにはずさなければならない。どちらかというと滑走というより、スキーを履いての林間ハイキングというかんじで、雪がしまっていたのでよかったものを、パウダーのときはちょっと遠慮したいコースでした。午後はロープウェーを降りると一転猛吹雪。視界もまったくなくホワイトアウト。しかたなくさっきと同じ中央コースへ。2回目で要領がわかってきたので今度は早い。途中平ばかりで面白くないので横の斜面にかつぎ登り、数本滑る。酸ヶ湯に到着後、バスまでかなり時間があったので、名物の千人風呂へ。ここはなんと混浴!酸ヶ湯の混浴を守る会なるものもあり、元会長で永久名誉会員はなんとあの故三浦敬三さん。よく旅雑誌やテレビでみると男女がにっこりしていっぱい入っているが、まさか平日の昼過ぎ(2時頃かな)にほんとに女性(といってもおばあちゃん系ばかり)が入ってると思わなかった。酸ヶ湯は硫黄泉でなめるとすっぱく、白濁している。いい湯でした。つづく
使用マテリアル:ベクターグライドオムニ+ディアミールFR+ヘッドラプター120(イトさん)、フォルクルカルマ+ナクソ02+ガルモントアドレナリン(ふーさん)、サロモンカスタム+ナクソ01+テクニカディアブロ90J(すーさん)、サロモン1080フォイル+ディアミールFR+ダイナフィットエアロ(桜井)
  
八甲田リゾートホテル。真ん中でおどけるのは八甲田   初日かもしか上部。いざ1本目。GPS 今回の使用マテリアル
スキースクールでガイド2年目のたくま君           で位置をチェックする桜井

   
ロープウェー山麓駅         樹氷のないなさけない山頂 まだ元気なM越ちゃん  酸ヶ湯温泉
2007年3月4日(日)
準指導員検定
昨日は土曜にもかかわらず、お休みをもらって朴の木平スキー場へ準指導員検定のサポートへ。今年は結構お客さんが受験していたので、応援に行ってきました。あの緊張感はなんともいえず、自分が受験したときが昨日のように思い出されました。昨日は4種目、今日2種目ですべてがきまります。結果はお楽しみです。しかし、私の受験した一昨年はゼッケン140番が最後でしたが、今年はとうとう100を割って92番まで。数年前は200人ほど受験していたというのですから寂しい限りです。でも逆に今だ準指受験者100人は、愛知県のスキー熱の熱さを物語っているのだと思います。しかし、指導者がどんどん増えるのに対し、若いレベルアップスキーヤーがだんだん減ってきているのは事実。指導者たちは、技術だけでなくスキーの本質的な楽しさをもっとみんなに伝えていかなければいけないと思います。あまりひとつのことや型に固執せず、いろいろなスキーの楽しみ方を実践し、みなさんに紹介していかなければと現場の第一線にいる私はあらためて思いました。さあ、明日からはいよいよ毎年恒例の社員研修(という名のスキー&温泉)旅行です。今年は八甲田にてフィールドツアーに行ってきます。腰までパウダー首まで温泉、うまい肴にうまい酒!のはずですが、明日からスーパー低気圧の通過で、おそらく温泉&酒ツアーになるような気がします。
2007年2月25日(日)
ニューモデル情報 フィッシャー
来期のフィッシャーは、今期非常に好評だったAMCシリーズの改良と、待望の基礎実践オールラウンド「RC4 PROGRESSOR」」の登場です。特に、このプログレッサーは大回り、小回りの中間のサイドカーブを持ち、サンドウィッチ構造で2年前のRX10を思い出させる。実践向きのフローフレックスプレートを搭載し、今までAMCでは物足りなかった部分をカバー。1本でよりオールラウンドに使えるフィッシャーファン待望の1台。長さも160cmから用意している。そしてAMC。今期は「970」「873」「776」なんて変?な名前ですが、後の2桁がセンター幅をあらわしています。フィッシャー独自のシャーシー構造を採用し、軽さと操作性を重視。斜面状況やスキーヤーを選ばないパフォーマンスモデルです。レディースモデルは今までのフィッシャーらしからぬ(ごめんなさい)派手めのコスメでかっこよくなったと思う。そして、RXというモデルが復活するが、こちらは基礎系というよりもむしろ若干オールマウンテンに近い。トップのRXコールドヒートはセンター82mmでパウダーから気持ちの良いクルージングまで安定感抜群の1台だ。全体的に良いできだが、やはりフローフレックス付やフリーフレックスビンディングセットモデルはちょっと重い。その分足元の安定感は非常に良いのだが。さて、問題のフィッシャーブーツ。今期日本の某ブーツ(1社しかないね)にてオリンピックのメダリストにまでなったのに1年で契約解除してしまったシェンフェルダー選手の履くニューブーツ。先日の世界選手権SLで金メダルに輝いたマリオ・マット選手もこのブーツを履き、完成度の高さを見せた。実際はいてみた(SOMA RC4 WC PRO130)が、95ラストにしては若干幅広だと感じたのはインナーがぺらぺらだからかも。すごく高級そうなインナー(皮?)だった。かかとが内に振ってあり、ひざがまっすぐ入るというどこかで聞いた様なテクノロジーですが(なんか最近はやってるね)、私の極度なよじれた足にはあまりわからなかった。しかし、近いうちに他社を脅かすものになりそうな予感を感じました。
P.S.高橋育美ちゃん(ナショナルデモ)はめっちゃかわいく気さくな子で、いっきにファンになりました。(こら〜!KAYOちゃんはどーした)

基礎用オールラウンドRC4 PROGRESSOR

AMC970。昨年の900より操作が軽くなったような。
2007年2月23日(金)
やっとおちついた
ここ数週、試乗会や展示会で走り回ってましたがようやくひといきつきました。今週も火水と美濃にて試乗会(すーさん桜井は裏火打バックカントリーで遊んでました。いいなー!クリックでリンク)。さーてこれからは楽しく自分のスキーができます。前にも書いたと思いますが、毎年2月はほとんど自分のスキーで滑ったことがありません。おまけに行けば1本1本板やブーツが変ります。結果、毎年今頃は日数は滑ってますが、一時的にスキーが下手になります。早く取り戻さねば。そーいや今日KIYO(寺田キヨシ)君が来た。先週、上越国際で行なわれたニッポンフリースタイルオープンに参加するため帰国したようで、そのまま今週、高鷲スノーパークで行なわれるキングオブ・ハーフパイプにエントリーするそうです。月曜に一度来店し、ブーツとスキーのチューンナップを置いて今日取りに来ました。そのとき一緒にアメリカンな友達を連れてきたのですが、彼は今回のフリースタイルオープンでみごと6位に入賞したBrent Abrams君というサロモンのライダーでした。今、アメリカではかなり期待のライダーだそうで、KIYO君と一緒にしのぎをけずってるそうです。2人とも今後の活躍、まずは今週のキングオブHPがんばってください。(いやー見に行きたかったなー)
2007年2月22日(木)
ニューモデル情報 アトミック
アトミックです。昨シーズン、ベータプロファイルを新しくし、フルモデルチェンジしたレーシングとデモ。今シーズンはドライブテクノロジーとしてよりしなやかに、パワフルに雪面をキャッチする。レース用のドライブレースに対し、デモタイプのドライブFRシリーズがあるが、このFRシリーズが非常に充実する。昨年のLT、STは今シーズン、完全な実践向きのトップアスリート用LT12、ST12として販売される。そして一般基礎スキー向けのFRシリーズは、ミドル、ショートターン系オールラウンドとして初級からエキスパートまで8タイプ(も)でます。そして、今シーズン試乗会でもっとも評判だった「NOMAD(ノマド)」。まさに斜面を選ばないスキーで、やわらかいのに硬い雪面でも張り付くような安定を持つ。話によると、パウダーではしっかりたわんで返りもいいので非常に楽しい浮遊感を味わうことができるらしい。ほんまかいなと思いましたが、まんざらうそでもなさそうで、私も試乗して少々感動を覚えた。トップのクリムゾンはややファット(センター86mm)で、おもにパウダーを意識したスキーだが、春の腐った雪等でもかなりいい。ビンディングフリーなので山スキーやテレマークにもいいと思う。セカンドのブラックアイはもう少しゲレンデユースに近いカット(センター79mm)。こちらもビンディングフリー。その下にホワイトアウト、ハイヌーン、ブルームーン、サティーバがあり、こちらは昨年発売し軽さとたわみで大好評だった4Tixビンディング付。ただでさえ軽いアトミックスキーの魅力をさらに生かしたレジャースキーだ。あと、もうひとつニュース。飛び系のスキーがサンドウィッチになりました。今までアトミックは耐久性が・・・と言われていましたがもう大丈夫。種類も豊富でかなりいいでき。あと、ブーツですが、選手用RTブーツにかなりやわらかいモデルが登場。トップモデルに新パワーベルトを搭載。しまりが非常に良く、伸びないブースターのようです。そして新発売のHAWXブーツ。レジャー用でかなりいいでき。足首を曲げると自然に拇指にのれて、最新テクニックうんぬんより楽に滑りたい方、後傾になりやすい方に救世主かも。今年のアトミックはイトさん的にレジャー向きがかなり良かったです。
基礎用のFR12とST12

かなりおすすめのノマドシリーズ
2007年2月19日(月)
ニューモデル情報 レグザム
次はレグザムです。昨年、パット見ほとんど変らず継続か?と思わせといて、実はかなりなフルモデルチェンジだったこのメーカー。今年も見た目はほとんど変らなかったが実はかなりな改良が見られた。ラインナップはほぼ同じ。おもにDATAとFORTEのアッパーシェルを改良してきた。特に、背面からサイドにかけてシェルの肉厚によって剛性を強化した。ふくらはぎの形状に合わせラッパ状にしたり、カント調整のシステムを新しくしたり、パワーストラップの位置を見直したりとかなりアッパーはいじっている。ロワシェルも防水リブを追加したり、バックルのはずしやすさを工夫している。あと、インナーもタングを中心にモデルチェンジ。より運動性がアップし、アッパーシェルの強化にもかかわらず硬さを感じさせない。ラインナップは昨年とあまり変らないが、DATAに93が追加される。これは2級から1級を目指す方にはもってこいのブーツだ。ラスト(幅)もナローといってもびっくりするほど細くない。あと、限定のLEGENDは今までのリベロ型トルク96程度がフォルテ型トルク100程度に変更される。さて、肝心の滑り心地ですが、やはりレグザムは相変わらずトップのとらえがはやい!いつものスキーのRが若干強く感じる。反応がいい割に足首のフレックスはかなり柔らかい。もしかしてワンランクアップしてもいいかも。どのブーツも若干昨年よりゆるく感じたのはFISレギュレーション(ブーツソールの厚みの変更)の影響か。アッパーのしまり方が非常に良く、シェルの前部分がきれいに包む。足首が細くふくらはぎが極太のイトさんでもバックルを延長することなく(前に履いていたDATA、FORTE共に第4バックルキャッチャーを延長していた)履ける。と、いい事ばかり書きましたが、今回の試乗会ではあまり悪いところは目立ちませんでした。でも、変らないDATAのブルー×オレンジはまたまた今年も賛否両論です。
来期のDATA(写真は日本未販売の150)見た目は似てますが、かなり良くなってます。


XX(CROSS)はオレンジやめてくれました。
2007年2月17日(土)
ニューモデル情報 ヘッド
昨年よりイトさん愛用のヘッドです。今期のヘッドはかなり変ります。まず、GSのレギュレーション変更にともなったスキーが出ます。オリジナルVISTプレート付と、CPプレート付の2種類で、SLも同じプレート付2種が出ます。CPプレート付のほうを基礎スキー実践向けとして、昨年のスーパーシェープGS、SLの代わりにするようです。そして、カラーリングのみの変更でスーパーシェープ、同スピード、さらに今年の目玉、スーパーシェープマグナムが出ます。このマグナム、170cmR13.5mと、Sシェープとスピードのほぼ中間のカーブを持っています。さらに注目はセンター71mmという幅です。斜面状況を問わず、高速安定性も抜群で、短いものは小回り系、長いものは大回り系のオールラウンドとして検定から技選まで幅広く使える1本だと思います。今のところイトさんいちおしです。そして、来シーズン新しく発売になる「XENON(ゼノン)」です。新種のオールラウンド・パフォーマンスというコンセプトで、とにかく操作がかるい!最小限の重量、最大限の敏捷性をそなえたとはよく言ったというスキーで、カリカリアイスバーンでもグサグサくされ雪でもかなりスムーズでした。そして、最近人気のレディーススキー「WOMEN’S THANG」シリーズです。来期は全体的に形状を見直し、より実践的なものと、よりらくらく系のモデルを用意しました。トップのパワーサングはスーパーシェープスピードのレディースバージョン。真っ黒コスメにゴールドビンディングとかなりかっこいい。今年人気だったややファットのワイルドサングはサンドウィッチ構造でリニューアル。レディーススキー版のSUVといったところで、パウダーから湿雪まで斜面を問わない。エブリサングは女性中上級スキーヤのオールラウンドで、センター幅72ミリとやや広めに取ることにより安定感抜群で、基礎にもレジャーにも使える。ここ2年大人気だったクールサングとファインサングはやや幅を広く見直し、より扱いやすくなった。飛び系の中で特に注目を集めたのはJ.O.(ヨン・オルソン)PROMODELです。その名の通り、ヨン・オルソン選手のモデルで、彼の大好きな双子のモデルさんの写真がプリントされている。かなりセクシーです。あとはモンスターがサンドウィッチ構造になり、XRCも相変わらず健在です。ビンディングはおなじみレールフレックスが新しくなります。スピードレールというシステムで、調整が簡単になり、若干の軽量化です。最後にブーツですが、前に紹介したRAPTOR(正解はラプターでした)はちょっと硬いんじゃないかと言いましたが、ご安心を。イトさんのはいてる「120RS」よりやわらかい「SUPERSHAPE RS」が出ます。これはかなりいいです。前に言った新開発のパワーベルトは着いていませんが(ブースターに替えちゃえー!)ブーツの反応や感覚は120と同じだし、インナーがサーモフィットです。結構期待してください。ただし、やわらかいと言ってもやはり1級以上でしょう。
いち押しのマグナム。なんでもできそうな基礎スキー実践向き。

かる〜いXENON9.0。らくらくスキーを目指す上級スキーヤーに。

新しいWOMAN’S THANG。デザインも良く、全体的に操作が楽に。
2007年2月8日(木)
ニューモデル情報 サロモン
来期のサロモン、昨シーズンからですが、販売方法を変え、すでにデモモデルに関しては発売しています。昨年も賛否両論だった先行販売です。新しくなった「DEMOX」シリーズですが、まずビンディングマウントのプレート部(スマートラック)を変更。X2、X3、XRには「プロトラック」という、「スマートラック」の前部分を変更。ターン前半のトップの捉えがかなり良くなった。あと、モノコック部分にマグネシウムを採用することにより、エッジングがよりスムースかつパワフルになった。昨年はX2とXRは同じカーブでしたが、今年はX2をより浅いカーブにして高速大回り系オールラウンドスキーとしての完成度を上げている。昨年よりもしっかり度が増し、178cm(R18)は非常に大回りが気持ちが良く、特にトップからセンターのエッジホールドがいい。170cm(R16)は1本でなんでもこなせるエキスパート向き。昨年人気だったオールマウンテン系の「X−Wing」も健在。「Teneighty」シリーズもど派手なコスメを一新し、今年もブレーク間違いなしです。あと、レディースも「X−Wing」をベースにした非常に扱いやすい物も出てくるのでお楽しみに。あと、ブーツですが、今回「FALCON XR」のみ出ていた。履いてみると非常に幅広。もしかするとまた少しラスト(型)を替えたかも。見た目も邪魔(チューンするのに)だったバックルプロテクターがなくなっていた。他のブーツの情報は東京で展示会があるのでそれ以降に。
NEWDEMOX2とX3。お店にありますので見に来てください。
2007年2月7日(水)
木曽で基礎練習
しゃれなタイトルですが、今週は木曽福島で準指受験のIさんとトレーニング。小回りを中心とした練習とトップコントロールのポイント、午後はこぶの練習をしました。今シーズンはうちのお客さん、特に一緒に滑ったことのある方が何名か準指を受験されます。合格を目指してあと1ヶ月、なんとか全員合格といううれしい報告がほしいものです。特にIさんはかなり前から滑りを見てきた方ですからね。がんばってください。ちなみにいっしょに行ったすーさんは、桜井の連れてきた山岳部の学生の指導で1日ひたすらずらしをしていたので、けっこう疲れたと思います。もうひとつちなみに、ブースターに替えたブーツは非常に調子が良かったです。急斜面小回りテールコントロールの練習やこぶトレをかなりやりましたが、押しやすくなりました。ただ、ブーツに関してやや「M」の私には、早くもちょっとインナーのへたりを感じ、物足りなく?なってきたような・・・
2007年2月2日(金)
開田マイアへ
ちょっと遅れましたが、今週は妻が休みだったので一緒に開田高原マイアスキー場に行ってきました。実は私、マイアははじめて。珍しくゴールデンコンビにもかかわらず、(妻と出かけるとなぜか天気に恵まれない)雲ひとつない快晴。雪も2日ほど前にかなり降ったらしく、非常にいいコンディションでした。ただ、同じ日に妙高に行ったすーさんによると、あちらは道路や駐車場に雪のかけらもなく、先週私たちが行ってから全く降っていないとのこと。来店するお客さんも白馬や志賀は雪が非常に少ないと言っていました。今年は今まで、日本海側の降雪が少なく、真ん中御岳、乗鞍、八ヶ岳方面の雪がそこそこみたいです。ところで、例の赤い靴ですが、履き心地もよくエッジグリップもグッド。前のヘッドブーツに惚れた反応のよさもそのままで、非常に気に入りました。ただ、ちょっと硬いような・・・あの新しい極太パワーベルト(写真ではわかりにくいけど、二重になっていて万力のように締まる)の影響かも。来週はブースターストラップに替えて試してみます。
ドピーカンの上がらすきのぜいたくなマイア。これでも撮影10時ころです。
2007年1月29日(月)
赤い靴
♪赤いくつーっはーいてたー・・・なんて歌ってる場合じゃない。うわさの赤いブーツ。あのボディー・ミラーがWCではいてるヘッドの’08モデルが届きました。。でも、もちろん私のはやわらかいやつ。「RaptoR120RS」と書いてありますが、「ラプター」と読むのか「ラプト・アール」と読むのかは聞くのを忘れてしまったので定かではありません。後日試乗会で聞いてきます。このブーツ、私が昨年まで履いていた「RS96」と硬さはほぼ同じですが、ラストの大幅な変更により履き心地がぜんぜん違う。特に、私には非常にありがたいやや幅広。前の96ラストは初めて履いたとき地獄絵巻を(大げさですがそれだけ細い)見ましたが、今回はぜんぜん平気。明日テストしてきます。
2007年1月26日(金)
赤倉で研修
23,24両日で赤倉スキー場へ行ってきました。今回は社員研修という(名の遊び?)ということで、テーマは「バックカントリー」。赤倉スキー場の一番てっぺん、前山第3リフトから前山頂上までのハイクアップ(登ること)、頂上から滝沢尾根の滑走です。久しぶりにフィールド用の愛機「ベクターグライド オムニ」を引っ張り出し、すーさんにチューンしてもらった。23日朝一で登ろうと思いましたが、前日の降雪でゲレンデ状態があまりにも良く、しかもすいている。ここを滑らないとばちが当たるんじゃないかということで数本かっとび。10時30分3人のビーコンを確認し、桜井と私はシール、すーさんはスノーシューにて登高開始。途中2回ほど休憩をし、1時に頂上。たぶんすーさんと桜井2人なら1時間くらいで登るだろう。少々視界が悪かったが、少し良くなってきたのでそのまま下りずに滝沢尾根を下りてみたいと桜井が。それがのちに悲しい結末を生むことになろうとはこのとき誰が想像できただろう。シールをはずし、滑走開始。昨日の降雪でひざくらいのパウダーを楽しみながらどんどん滑る。だんだん樹林が深くなると、森の中はブッシュだらけ。気をつけても避けられない小枝だらけの斜面にとうとうスキーをはずして歩く。そう、例年なら3メーターはあろう雪が今年はかなり少ないため、小さな草木が埋まっていなかった。おまけにゲレンデに戻るには横の深い谷を越えなければいけない。谷に下りるにはあまりに急。ここはプロガイドと登山指導員と一緒にいるのは非常に心強い。2人のルートファインディングのおかげでなんとか谷に下りる。(急斜面で途中桜井にロープで確保してもらったが)谷底は木もなくスキーが履ける。少し下るとところどころのに小さな穴が。ここで小さなショック。すーさんが通り、そのあと桜井が通ったところを私が通ったら底が抜けた。そー言えば昨年蔵王でも同じことがあった。シール登高中2人のあとを通ったら僕が乗ったら底が抜けて穴に落ちたことがある。体重差を実感。もっとダイエットしなければ。それも落ちた底はちいさな川が流れていた。もしかして桜井にはめられた?なんて頭をよぎる。今度は尾根へののぼり。またまたスキーをはずし、急登を登る。ようやくゲレンデへ。時すでに4時。「長いこと山スキーやってるけど登りより下りのほうが時間がかかったのは初めてだ」とすーさん。ガイド桜井のひとことでさんざん歩かされた。それも硬いスキーブーツで。夜は観光ホテルに宿泊。いつものごとく宮本シェフのすばらしい料理といい温泉でリフレッシュ。次の日は朝からお客さんのSさんと合流。大回りを中心にトレーニング。昼食をとり、もう一回温泉にゆっくりつかって帰ってきました。
いざ前山へ。ん?板をはいてる桜井が板を背負ってる。人使いの荒いすーさん

黙々と森を進む桜井。このあともちろんぶっちぎられました。

見えにくいですが、尾根を滑る2人。うっすらガスがかかり幻想的でした。
2007年1月17日(水)
となりの伊那リへ
今週は軟弱?に伊那リゾートスキー場へ。メンバーはうちの3人とバルトロのふーさん。天気予報では1日曇りでしたが、昼からドピーカンになり儲けた感じ。バリバリ基礎スキー体制の私に対して、来週からのバックカントリーに備えて山用スキーに兼用靴のすーさん桜井、それにいつものごとくテレマーカーのふーさんと、てんでばらばらのスタイルでしたが、中緩斜面で1日みっちり根暗な基礎練習(穂高用語)をしました。しかし、となりの伊那リとはよく言ったモンで、駒ヶ根インターから農道で15分くらい。山道もぜんぜんなくアクセスは楽。目の前が伊那谷、正面に南アルプスという眺めは最高。レストハウスの名物「ソースカツ丼」のとんかつは分厚くおおきい。子供や基礎練習に最適な中斜面や緩斜面で構成されているのでけっこうおすすめのスキー場です。ただ、アクセスが非常にいいので週末や連休にはけっこう混雑するらしい。あと、上級者にはちょっと物足りないかもね。この、伊那リゾートも当店に割引券があるのでどうぞ。ただし、いくら山道がないといっても、最後の登り坂は凍っていることが多いのでスタッドレスはお忘れなく。
2007年1月11日(木)
遅い初すべり
おめでとうございます。お正月は滑りまくりましたか?今年は雪が少なくて、ニューモデルがりっとやってもーたかたもいるかも。比較的美濃のスキー場は良かったみたいですが、白馬や木曽はちょっとひどかったようですね。そういうイトさんはなんでもに書いたように1日もスキーに行けませんでした。で、この火曜日にようやく木曽福島で初すべりでした。週末の大雪のおかげで天気も雪も最高の条件。同じスキークラブのU君、中級レジャースキーヤーのKさん、すーさんと4人で滑りました。まずは初ということで、数本流し、そのあと今年準指を受けるU君にポイントアドバイス、昼食後はKさんを3人がかりで猛特訓。楽しく1日を過ごしました。ちなみに今シーズンのイトさんのマテリアルはヘッドのスーパーシェープスピード170cm、ブーツは昨年のRS96、ウエアを今シーズンはちょっとぶっ飛んでオラージュマスターズに。いつものごとくファイアーパターンのヘルメットかぶって、格好はいかにも「飛び」そうなのに、実は滑るとバリバリの基礎屋って感じです。このへんなやつをゲレンデで見かけたら声かけてくださいね。しかし、1月9日の初すべりはここ20年くらいで一番遅いかも。でも、ここから一気に皆さんを逆転(滑走日数)しますよ。
2006年12月30日(土)
良いお年をお迎えください
あっという間に最終日。とうとう今年は年内滑走0日と、情けない結果に終わってしまいました。その代わり、年明けはばりばり滑ります。ゲレンデで見かけたら声かけてください。今年もおそらく火曜日の木曽福島や御岳ロープ付近に出没すると思います。今年も年末あまり更新できなくてすみませんでした。さー、解放されると酒びたりの三が日が待っている。では、皆さん良いお年をお迎えください。来年もよろしくね!
2006年12月10日(日)
サプライズなお客さん2
なかなか更新できなくてすみません。ようやく寒くなったと思ったら、また暖かいやら雨やらでなんかテンション下がりますね。そんななか、前回紹介したフリーライダーのKIYOがアメリカに旅立ちました。今年からロシニョールのサポートを受け、ますますやる気の彼の今期の活躍に期待です。ところで、またまたBIGな方がご来店してくれました。元プロレーサー、トップデモとして活躍し、現在ベクターグライドでスキークロス参戦やフリーライダーとしてご活躍の秋庭将之さんです。DVD「SIN」のなかですばらしいパウダーランを披露してくれた秋庭さんは今やバックカントラーの憧れ的存在。お店がばたばたしていて(この時期ひまだとイトさんクビですけど)合間に少しですが、今日のフリーライドを熱く語ってくれました。現在、バックカントリー用にベクターグライドオムニ170cmを使っているイトさんも、楽しく話しに花が咲きました。皆さんもバックカントリーやパウダーに興味のある方はぜひご相談ください。バックカントリー系のスキーはまだまだたくさん在庫があります。詳しくはバックカントリーと、すーさんのページで。
フリーライド界をリードする秋庭さん。
2006年11月27日(月)
飛び系
最近、飛び系という新しいカテゴリーが少しずつ定着してきた。フリースタイルの一種で、ビッグエアー、ハーフパイプ、レール、スロープスタイル等々。もともとスノーボードがパークでやってたのにスキーが進出してきました。といってもスキーでやっていた人もいたのですが、極少数でした。それがここ2年ぐらいで一気に増えてきました。うちでももともとモーグルやってた人たちが遊びでやったりしてツインチップのスキーもそこそこ売れていたのですが、今年に入って私もびっくりの成長ぶり。何十人単位でそういうお客が出入りするようになりました。しかもそういうお客さんはほとんど20代の若い人たち。ここ数年若い新しいお客さんが少なく、何年かしたらスキーヤーが絶滅してしまうんではないか(おおげさですが)と心配していましたが、うれしいかぎりです。中でも絶賛は昨年までスノーボーダーだった人が今年からスキーヤーに転向なんて人が結構多くいるのがすごい。もちろん彼らは初心者ではなく子供の頃からファミリースキーをしていたが、高校大学くらいからボードを始めたという子達。その理由というのも、今まではスキーのフリースタイルといえばモーグルでした。でも、ボードのフリースタイルは飛び系、エアーやハーフパイプ。それも、パンツを腰履きしヒップホップやラップ、レゲエをかけながらなんて最近のスタイルに非常にマッチしてかっこいい。で、ボードにあこがれる若者が増えたのだが、ここ2〜3年、この手のカリスマフリースタイラーにスキーヤーがたくさん出てきた。もともとカリスマといえば下村基樹が有名だが、一般的に有名なところでは日本のNO.1レーサー佐々木明もその一人。彼も暇があったらエアーを楽しみ、雑誌やビデオでも紹介されている。女の子も話題のチームマッシュの三星まなみがハーフパイプをやって話題になっている。うちのお客にも今年カナダのWSSFのハーフパイプで日本人最高位12位にはいった寺田斉史君(KIYO)やお姉さんのシュリちゃんも今後、このカテゴリーを引っ張っていくと思う。なんにしても新しい人たちがスキーに触れ合ってくれるのはうれしい。今後、少しずつ増えてくるそういうお客さんに対応するため、私もちょっと知識つけないといけないので雑誌を大量に仕入れたり、うちで昔バイトしてた飛び系ライダー目指してるY君(こやつはかなり詳しい)に聞いたりして勉強中です。読んでると「もしや、俺もこのぐらいのエアーできるんじゃないか」なんて錯覚してくる。でも「一発即シーズン終了」の賭けはやはり若者にまかせよう。
2006年11月3日(金)
しかし暑いねー!
どーなっとんのー!この暑さ。11月だと言うのに日中は毎日半そでのTシャツです。朝夕は若干冷えてきたけどそれでもようやく毛布出したところです。(と言っても毛布1枚にTシャツですけど)今週は美濃地方のスキー場がオープン予定だとか。今のところウイングヒル(1日)とホワイトピア(3日)です。今後11日に鷲が岳がオープン予定です。最近各スキー場でシーズン券の早割りなんてのをやってるみたいです。けっこうお得みたいですよ。美濃地方のシーズン券は強気?なのか結構高いのですが、その中でもウイングヒルズ白鳥の早割りはすごい。通常¥40000を¥35000と値段こそわずか¥5000なのだが(他は¥60000とかする)食事券1000円X10枚、ホテル1泊、駐車場無料、同伴者1名割引、ホットワックス1回サービス他、先着600名にオリジナルグッズプレゼントやニュージーランド旅行まで当たる。それに平日シーズン券なら¥20000。今月一杯だそうです。(他はもう締め切ってます)詳しくはウイングHPかうちにも申込書があるのでどうぞ。あと、今年も木曽方面のスキー場はシーズン券が安い。先日木曽福島スキー場の山岡社長がご来店。パンフやポスターを持ってきてくれました。今年も¥25000です。あと、今年から「Winky倶楽部会員」というのをはじめました。入会、会費はもちろん無料で、最初の1回目に申し込んだらその日からずっと¥500割引。同じスキーヤーオンリーのブランシュたかやまでも使えるお得な会員にぜひご入会ください。今年もまた各スキー場から割引券等送ってくると思いますので、またご利用ください。
2006年10月21日(土)
早くもシーズンイン
ここのところの暑さの復活。なんなのって感じです。この暑がり&寒がりのイトさんは、連日の荷物の入荷で毎日半そでTシャツです。今日も最高26度以上になるというのだからまたTシャツで汗ぬぐってます。でも、この暑い中早くも昨日(20日)「スノータウン イエティー」がオープンしました。毎年日本一早いオープンを売りにしているこのスキー場。静岡の富士山麓にあり、ここから行くにも結構便利。東名裾野インターから30分ほどです。ただ高い高速代+有料道路+駐車料金払って細いコース1本というならば、あと2週間でオープンする美濃地方のスキー場の方がという方が多いみたいです。しかし、それでも「イトさん、イエティー行って来たよ」というお客さんが毎年数名います。今年も今日明日辺り誰か行ってると思います。クワット1本1000mは結構魅力あるけどね。ただ、ここのスキー場はシーズンインとナイター(毎日22時までと12月からオールナイトもある)以外はボード場といっても良いくらいにボードが多いので有名です。なんとボード率90%以上だそうで、とてもシーズン真っ最中に行く気にはなれないとのこと。でも、雪の多いときに静岡は行かんわなー。後、オープン2日目なのにホームページオープン前からまだ更新してないのもちょっと気に入らない。でも、一度富士山バックに紅葉の中で初滑りというのもやってみたいね。
2006年10月16日(月)
サプライズなお客さん
今年も始めますよー!10月の声を聞くと、思い出したようにみなさん遊びに来てくれて、うれしい限りです。さぞかしうずうずしていると思います。そういう私も、先日の槍穂登山が終わって、そろそろスキーのビデオなんかを見始めました。そんなシーズンイン直前にうれしいお客様が。昨日なんと当店に、丸山貴雄デモ、太田真由美デモ、松居文智デモの3人が遊びに来てくれました。丸山デモといえば今、時の人。バンクマジックでおなじみのSAJナショナルデモで、今年技選で総合3位。太田デモは丸山デモと同じ八方所属で、女子総合3位に入り、ナショナルデモ初認定も受けた。松居デモは、おなじみのSIAトップデモで、泣く子も黙るデモ14期目。現在高鷲スノーパークのスクールで校長を務める。こんな豪華な3名が突然たずねてきたので、居合わせたお客さんも大喜び。即席サイン会、記念撮影会場と化していた。松居デモは前から面識があるのですが、丸山、太田両デモとは初ということで、ミーハーなイトさんもかなり興奮気味。短い時間でしたが、楽しく過ごしました。これでかなりシーズンインへとテンションがあがってきました。連れて来てくれたオガサカのS君ありがとう。
  
左から丸山デモ、太田デモ、松居デモ。お3方共、お忙しい中ありがとうございました。
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