山歩きを始める
みなさんが、暖かくなると冬眠から覚めたように、動き始めます。単なる旅行ではなく、自分の足で稼いだ喜びを求められる方々が微増してきました。愛知県からですと、鈴鹿山脈・奥三河・奥美濃には1000m付近の山々がたくさんあり、日帰りの登山が楽しめます。そんな、初心者のみなさんにまず揃えていったほうがいい、道具を紹介してみます。
穂高では、これから山登りを始めたいみなさんのために、登山教室を提案しています。

レッスン1.
日帰りで、歩行時間6時間位の登山で、計画の立て方、装備、歩行技術を中心に行います。
日程
山行: 5月8日(土)または、5月18日(火)
事前勉強会: 5月2日(日)または5月9日(日)
レッスン2.
日帰りで、歩行時間6時間位の登山で、地図、コンパス、GPSの使い方を中心に行います。
日程
山行: 6月12日(土)または6月15日(火)
事前勉強会: 6月6日(日)
レッスン3.
日帰りで、歩行時間6時間位の登山で、岩稜帯の安全歩行を中心に行います。
日程: 7月17日(土)または7月20日(火)
事前勉強会: 7月11日(日)
*事前勉強会は19:00〜20:00穂高にて行います。
参加について: 店頭、桜井までお願いいたします。
費用: 一人¥10000+交通費。交通費は参加人数で分割、分担させていただきます。
参加人数は最大4名までとさせていただきます。


登山靴
よくトレッキングシューズと称せられますが、国内の軽登山と国外のトレッキングとは環境が大きく違います。主にトレッキングコースは、岩がゴロゴロした不安定な急な勾配箇所を長く歩くことはありませんが、国内の登山道はそんな環境が随所に現れます。
国内トレッキングとは、例えば上高地・乗鞍高原・尾瀬ヶ原・立山室堂などの環境で、頂上を極めるのではなく山々を眺めながら麓を歩く行為です。それに対し、1000m台の低山でも、頂上を極める登山では、傾斜はきついところもあり、路面も凹凸が激しい「登山道」を歩かなくてはなりません。
マムート
テトンGTX
¥25000(税込)

マムート社から新製品の軽登山靴が入荷しました。といっても、マムート社は靴メーカーではなく、アパレルが本業です。ところが、歴史の長い、ライケル社で作ってる靴をマムートブランドで発売してるので、靴としての品質は間違いなし!こちらのテトンGTXはこれから登山を始めるみなさんへの入門用軽登山靴です。標高1000m台の低山から、1泊2日、山小屋利用で日本アルプスのピーク・ハントに適したモデルです。

スカルパ
ゼログラビィティ65
¥20790(税込)

コーデュラナイロン製アッパーに、軽くて透湿性の高いゴアテックスXCRをライニングした軽量モデル。要所はHS12クロスタで補強を施し、特に傷みやすいフロントおよびヒール部分はラバーランドで保護されています。
足首のカットはゼログラビティー40より浅く、柔らかいアッパー生地との組み合わせで履き心地はしなやか。

ガルモント
ベッタ・ハイク
¥21440(税込)

展示会のサンプルのシューズよりしっかりとしたスタイルで出来上ってきました。低山から高山ピークハントに最適なシューズです。
モンベル
ワオナブーツ メンズ&レディース
¥14060
軽装備での山行やトレッキングなど幅広く使えるハイカットの全天候型ブーツです。


背負う

日帰りの低山ピークハントでは、お弁当・水筒・防寒着・雨具など必需品を全部詰めても5kg〜8kgぐらいでしょうか。背負うことは、たったこれくらいの重さでも、日常生活には体験のないことなので、以外にストレスになります。身体に合ったバランスのメニューを選ぶことが大切です。登山中は休息の度に、パックの中の水筒から水分補給をしたり、食べ物によるエネルギー補給をしなくてはなりません。その出し入れをスムーズに行うにはファスナー式のものより、フタつきのものをおすすめします。大きさも、環境が盛夏の日本アルプスのピークハントに発展することを考えて30リットルクラスのものがおすすめです。

こちらは、セロトーレ社の30リットルパックです。左はオリオールという女性用モデルで背面が短めに作られています。右はアイビスという男性モデルで背面が女性用モデルに比べて長く作られています。パックは肩ばかりでなく腰でも背負うという近代の立体裁断が、男性・女性それぞれの背面に合わせて工夫されています。適正なフィッテングで背負えばストレス解消でしょう。フィッテングに関してはお店でプロのスタッフがアドバイスしています。以外にパックが合わないとうい悩み・小言は多いですよ。
  オリオール
 税込¥13600

   アイビス
  税込¥13600
雨を防ぐ
『雨具は必携品です』。とはいうものの、春先、都心の近郊の低山に天気予報(概況)を確認して、降水確率0%に近いデーターが出ている日にしか行かない!なら装備として後回しにしましょうか?但し、夏はいけませんよ!夕立・雷雨は天気予報(概況)の降水確率にも20%以上として現れてきます。出かける時は天気よくても、途中で雨ということが茶飯事となります。参考までに低山対応の雨具を紹介しておきましょう。
上記はモンベル社のレインダンサージャケット、レインウェアーに必要とされる機能をバランスよく備えたスタンダードモデルです。快適な着心地に加え、高い防水性を持つジッパーの採用により、フラップを省くことができ軽量化と操作向上を図ってあります。
ともに¥13200(税込)
パンツは同素材を使って別販売されています。サイズの裁断も細やかで、同サイズで股下丈の短めのショートサイズも用意しています。¥9400(税込)
上下セット:¥22600(税込)
レインウェアーの店頭アイテムはこればかりじゃなくたくさんあります。詳しくはこちら
動きやすい服装をする
シャツ
山歩きに、発汗はつきものです。汗の処理をしてくれるのは、ふき取り用のタオルではなく、身につけているシャツの繊維の働き、すなわち『吸湿・速乾』がテーマです。右のシャツはノースフェース社から発売されている、幅広い季節、用途でアウトドアをサポートしてくれるオールラウンドモデルです。吸汗速乾性を備えた素材をメインに、肩や脇下部分には消臭機能を持つマキシフレッシュ プラスを使用。汗のにおいや加齢臭も抑えられ、山小屋や電車内でも周囲を気にすることがありません。襟が日焼け防止の役割を果たし、ファスナーは暑い登山で特に有効です。
税込¥7800

動きやすい服装をする
パンツ
山歩きの動きは脚全体です。その中でも膝を中心として曲げたり伸ばしたりが頻繁です。その動きがパンツによって妨げられるようですと、抵抗をもって動かしていることになり、ものすごく筋肉に負担がかかります。そこで、パンツは動きやい『ストレッチ』がテーマです。右のパンツはノースフェース社から発売されているアルパインパンツ。着用感もやわらかく快適。形状は足のラインに添うくらい細めでありながら、ストレッチ素材を採用しているため足上げも軽快です。定番のひとつとして多くの山岳ガイド達にも愛用されている定番です。
税込¥15000