昨年よりイトさん愛用のヘッドです。今期のヘッドはかなり変ります。まず、GSのレギュレーション変更にともなったスキーが出ます。オリジナルVISTプレート付と、CPプレート付の2種類で、SLも同じプレート付2種が出ます。CPプレート付のほうを基礎スキー実践向けとして、昨年のスーパーシェープGS、SLの代わりにするようです。そして、カラーリングのみの変更でスーパーシェープ、同スピード、さらに今年の目玉、スーパーシェープマグナムが出ます。このマグナム、170cmR13.5mと、Sシェープとスピードのほぼ中間のカーブを持っています。さらに注目はセンター71mmという幅です。斜面状況を問わず、高速安定性も抜群で、短いものは小回り系、長いものは大回り系のオールラウンドとして検定から技選まで幅広く使える1本だと思います。今のところイトさんいちおしです。そして、来シーズン新しく発売になる「XENON(ゼノン)」です。新種のオールラウンド・パフォーマンスというコンセプトで、とにかく操作がかるい!最小限の重量、最大限の敏捷性をそなえたとはよく言ったというスキーで、カリカリアイスバーンでもグサグサくされ雪でもかなりスムーズでした。そして、最近人気のレディーススキー「WOMEN’S THANG」シリーズです。来期は全体的に形状を見直し、より実践的なものと、よりらくらく系のモデルを用意しました。トップのパワーサングはスーパーシェープスピードのレディースバージョン。真っ黒コスメにゴールドビンディングとかなりかっこいい。今年人気だったややファットのワイルドサングはサンドウィッチ構造でリニューアル。レディーススキー版のSUVといったところで、パウダーから湿雪まで斜面を問わない。エブリサングは女性中上級スキーヤのオールラウンドで、センター幅72ミリとやや広めに取ることにより安定感抜群で、基礎にもレジャーにも使える。ここ2年大人気だったクールサングとファインサングはやや幅を広く見直し、より扱いやすくなった。飛び系の中で特に注目を集めたのはJ.O.(ヨン・オルソン)PROMODELです。その名の通り、ヨン・オルソン選手のモデルで、彼の大好きな双子のモデルさんの写真がプリントされている。かなりセクシーです。あとはモンスターがサンドウィッチ構造になり、XRCも相変わらず健在です。ビンディングはおなじみレールフレックスが新しくなります。スピードレールというシステムで、調整が簡単になり、若干の軽量化です。最後にブーツですが、前に紹介したRAPTOR(正解はラプターでした)はちょっと硬いんじゃないかと言いましたが、ご安心を。イトさんのはいてる「120RS」よりやわらかい「SUPERSHAPE RS」が出ます。これはかなりいいです。前に言った新開発のパワーベルトは着いていませんが(ブースターに替えちゃえー!)ブーツの反応や感覚は120と同じだし、インナーがサーモフィットです。結構期待してください。ただし、やわらかいと言ってもやはり1級以上でしょう。 |

いち押しのマグナム。なんでもできそうな基礎スキー実践向き。

かる〜いXENON9.0。らくらくスキーを目指す上級スキーヤーに。

新しいWOMAN’S THANG。デザインも良く、全体的に操作が楽に。 |