ニューモデル情報 オガサカ
毎年一番人気のオガサカです。今期継続だったKS−CHとKS−GTが変ります。その名もKS−AMとKS−ST(オールマイティーとショートターンの略。なんて安易な名)AMはその名の通り1台でなんでも使えるオールラウンダー。トップのとらえがTEよりも良く、扱いがやさしく長さを感じさせない。来期オガサカのメインスキーになると思われる、待ってましたという1台。STは昨季のGTに変る小回り用。サイドカットを大幅に見直し、ターン弧の自在性が向上。完成度の高い小回りが可能です。TE、THとユニティーは継続。大回りのKC−RVは21、17共サイドカーブは変りませんがバランスを若干変更している。レーシングスキーはGSレギュレーションの変更(FISはR21mからR27m)にともないGS−27、GS−23(女子)を発表。両モデルとも専用VIST社製AIRプレート付もある。SLもサイドカーブ、バランス等を見直している。こちらもVISTのDUOプレート付がある。そしてE−TURN。佐々木DAI−KがプロデュースのET−YAはかなり極端なパウダースキー。144−111−133mmはパウダー、悪雪専用で、なんと153cmからあるところがオガサカらしい。もう1台のET−MAは118−80−108mmと、どこでも使える楽系スキーで、バックカントリーには非常にいいスペックです。昨年、山スキー系で非常に評判の良かったG、L、SFは継続です。パウダーガールも変ります。昨年は基礎系大回り小回りでしたが、今年はオールラウンド上級のPG−M、中級のPG−Rと楽系&BC対応のPG−Maです。全体的にやはりオガサカというおいしいところを出してきていいと思います。特にAMはかなり評判がいいです。ただ、スキーの切れ上がりや小回り系オールラウンドとしては、昨年からのTEもかなりいいと思うので迷うところです。今シーズン、オガサカは昨シーズンまで評判の良かったFMプレートのニューバージョンFM600を発表。うれしいことにスキーと同時購入だと割引(¥14000をなんと¥9800)になります。レーシングとKC−RV21に付くVISTも同時購入ですと安くなるので見逃せません。今年も8月末日まで、オーダーシステムがありますのでお見逃しなく。
ニューモデル情報 フォルクル テクニカ マーカー
来期のフォルクルは、まずシリーズの名称を少し変えてきました。2年ほど前にレーシングシリーズの名称を「レースタイガー」にしたのが好評だったのか、エスカレート?してタイガーシリーズにしてきました。昨季まで大好評だった「スーパースポーツ」を「タイガー」とし、昨年イトさんが雑誌デビューを飾った(2006.3.24参照)時のオールスターが「クロスタイガー カーボン」、以下、「チタニウム」「トゥエンティ」「3モーション シルバー」「ホワイト」と続く。ちょっとグレードがわかりにくい。そして、新発売の「タイガーシャーク」シリーズ。もうすでに雑誌等で話題になっているスイッチ付のスキーです。ベースは3シーズンほど前にイトさんいち押しだった「スーパースピード」で、5機種発表。「タイガーシャーク12フィート パワースイッチ KROMICA」(長い名前!)と「同10フィート」(この12フィートの「フィート」はサメのグレードを大きさであらわす所からきてるそうです)は名前の通りパワースイッチ付。このスイッチは、板のテール部分にオン、オフスイッチがあり、雪質や状況によりスキーの剛性を変えようなんていう機構です。オンではスキーの両サイド(サイドカーブに沿って)トップからテールまでに内蔵されたカーボンスティックがスライドし、トップ部のスプリングにテンションがかかりスキーがハードになる。これにより、ロングターン、ハイスピード、アイスバーンに対応。オフにするとテンションが下がりやわらかくなるという。ほんまかいな?ちょうど私の試乗した日は朝はカチカチのアイスバーンで、昼からぐちゃぐちゃの湿雪だったので、朝一と昼一に「12フィート」をオンオフ共にのってみた。すると、朝一の硬いバーンでははっきりとわかるくらいの違いに驚きました。これはすごいものが出てきた。某R社の「付け替えるとロングもショートも」にくらべてめんどくさくない。ただ、値段のほうもかなり高いのでちょっと考えさせられる。(¥150000予定)ちなみに、スイッチなしのものもありますが、そちらはイトさんお気に入りの「スーパースピード」にそっくりで、安定感抜群のクルージングスキーです。しかし、タイガータイガーと、どこかの虎好きのK兄のようなメーカーになったねー。そして「アンリミテッド」(バックカントリー)と「アッティーバ」(レディー)相変わらず健在。「アッティーバ ソル」は今年もトップ人気の軽量オールラウンドレディースになるでしょう。さて、今期から佐々木明が使用して話題のテクニカブーツですが、ディアブロの色が少し濃くなります。(90Jはそのまま)オレンジがちょっと・・という人が結構いましたが、今年はフレックス100のブラックが出ます。昨年レジャー系でトップ人気だった幅広の「MODO」シリーズや、レディーの「アッティーバ」も健在です。次にマーカービンディングですが、当店一番需要の多い「12.0チタニウム」シリーズは変らないのですが、レーシングシリーズの「COMP14.0」がなくなり、「COMP16.0」と「COMP12.0」に変る。特に競技やエキスパートの方で16.0をお求めの方は最低解放値が8なので、少なくとも10以上での使用が推奨。10以下での使用をお考えの方は12.0をおすすめします。来期、すでに雑誌等で話題になっているバックカントリー用ビンディング「DUKE 16」。かなり期待しましたが、あの重さと解放値6〜16はがけから飛び降りるエキストリーム用で、私たちのバックカントリーやツアースキーにはちょっとね・・て感じでした。
P.S.ごめんなさい、カメラ忘れて写真ありません。デザインは雑誌や店頭で。今年はKAYOちゃんに会えなくて残念!
ニューモデル情報 フィッシャー
来期のフィッシャーは、今期非常に好評だったAMCシリーズの改良と、待望の基礎実践オールラウンド「RC4 PROGRESSOR」」の登場です。特に、このプログレッサーは大回り、小回りの中間のサイドカーブを持ち、サンドウィッチ構造で2年前のRX10を思い出させる。実践向きのフローフレックスプレートを搭載し、今までAMCでは物足りなかった部分をカバー。1本でよりオールラウンドに使えるフィッシャーファン待望の1台。長さも160cmから用意している。そしてAMC。今期は「970」「873」「776」なんて変?な名前ですが、後の2桁がセンター幅をあらわしています。フィッシャー独自のシャーシー構造を採用し、軽さと操作性を重視。斜面状況やスキーヤーを選ばないパフォーマンスモデルです。レディースモデルは今までのフィッシャーらしからぬ(ごめんなさい)派手めのコスメでかっこよくなったと思う。そして、RXというモデルが復活するが、こちらは基礎系というよりもむしろ若干オールマウンテンに近い。トップのRXコールドヒートはセンター82mmでパウダーから気持ちの良いクルージングまで安定感抜群の1台だ。全体的に良いできだが、やはりフローフレックス付やフリーフレックスビンディングセットモデルはちょっと重い。その分足元の安定感は非常に良いのだが。さて、問題のフィッシャーブーツ。今期日本の某ブーツ(1社しかないね)にてオリンピックのメダリストにまでなったのに1年で契約解除してしまったシェンフェルダー選手の履くニューブーツ。先日の世界選手権SLで金メダルに輝いたマリオ・マット選手もこのブーツを履き、完成度の高さを見せた。実際はいてみた(SOMA RC4 WC PRO130)が、95ラストにしては若干幅広だと感じたのはインナーがぺらぺらだからかも。すごく高級そうなインナー(皮?)だった。かかとが内に振ってあり、ひざがまっすぐ入るというどこかで聞いた様なテクノロジーですが(なんか最近はやってるね)、私の極度なよじれた足にはあまりわからなかった。しかし、近いうちに他社を脅かすものになりそうな予感を感じました。
P.S.高橋育美ちゃん(ナショナルデモ)はめっちゃかわいく気さくな子で、いっきにファンになりました。(こら〜!KAYOちゃんはどーした)

基礎用オールラウンドRC4 PROGRESSOR

AMC970。昨年の900より操作が軽くなったような。
ニューモデル情報 アトミック
アトミックです。昨シーズン、ベータプロファイルを新しくし、フルモデルチェンジしたレーシングとデモ。今シーズンはドライブテクノロジーとしてよりしなやかに、パワフルに雪面をキャッチする。レース用のドライブレースに対し、デモタイプのドライブFRシリーズがあるが、このFRシリーズが非常に充実する。昨年のLT、STは今シーズン、完全な実践向きのトップアスリート用LT12、ST12として販売される。そして一般基礎スキー向けのFRシリーズは、ミドル、ショートターン系オールラウンドとして初級からエキスパートまで8タイプ(も)でます。そして、今シーズン試乗会でもっとも評判だった「NOMAD(ノマド)」。まさに斜面を選ばないスキーで、やわらかいのに硬い雪面でも張り付くような安定を持つ。話によると、パウダーではしっかりたわんで返りもいいので非常に楽しい浮遊感を味わうことができるらしい。ほんまかいなと思いましたが、まんざらうそでもなさそうで、私も試乗して少々感動を覚えた。トップのクリムゾンはややファット(センター86mm)で、おもにパウダーを意識したスキーだが、春の腐った雪等でもかなりいい。ビンディングフリーなので山スキーやテレマークにもいいと思う。セカンドのブラックアイはもう少しゲレンデユースに近いカット(センター79mm)。こちらもビンディングフリー。その下にホワイトアウト、ハイヌーン、ブルームーン、サティーバがあり、こちらは昨年発売し軽さとたわみで大好評だった4Tixビンディング付。ただでさえ軽いアトミックスキーの魅力をさらに生かしたレジャースキーだ。あと、もうひとつニュース。飛び系のスキーがサンドウィッチになりました。今までアトミックは耐久性が・・・と言われていましたがもう大丈夫。種類も豊富でかなりいいでき。あと、ブーツですが、選手用RTブーツにかなりやわらかいモデルが登場。トップモデルに新パワーベルトを搭載。しまりが非常に良く、伸びないブースターのようです。そして新発売のHAWXブーツ。レジャー用でかなりいいでき。足首を曲げると自然に拇指にのれて、最新テクニックうんぬんより楽に滑りたい方、後傾になりやすい方に救世主かも。今年のアトミックはイトさん的にレジャー向きがかなり良かったです。
基礎用のFR12とST12

かなりおすすめのノマドシリーズ
ニューモデル情報 レグザム
次はレグザムです。昨年、パット見ほとんど変らず継続か?と思わせといて、実はかなりなフルモデルチェンジだったこのメーカー。今年も見た目はほとんど変らなかったが実はかなりな改良が見られた。ラインナップはほぼ同じ。おもにDATAとFORTEのアッパーシェルを改良してきた。特に、背面からサイドにかけてシェルの肉厚によって剛性を強化した。ふくらはぎの形状に合わせラッパ状にしたり、カント調整のシステムを新しくしたり、パワーストラップの位置を見直したりとかなりアッパーはいじっている。ロワシェルも防水リブを追加したり、バックルのはずしやすさを工夫している。あと、インナーもタングを中心にモデルチェンジ。より運動性がアップし、アッパーシェルの強化にもかかわらず硬さを感じさせない。ラインナップは昨年とあまり変らないが、DATAに93が追加される。これは2級から1級を目指す方にはもってこいのブーツだ。ラスト(幅)もナローといってもびっくりするほど細くない。あと、限定のLEGENDは今までのリベロ型トルク96程度がフォルテ型トルク100程度に変更される。さて、肝心の滑り心地ですが、やはりレグザムは相変わらずトップのとらえがはやい!いつものスキーのRが若干強く感じる。反応がいい割に足首のフレックスはかなり柔らかい。もしかしてワンランクアップしてもいいかも。どのブーツも若干昨年よりゆるく感じたのはFISレギュレーション(ブーツソールの厚みの変更)の影響か。アッパーのしまり方が非常に良く、シェルの前部分がきれいに包む。足首が細くふくらはぎが極太のイトさんでもバックルを延長することなく(前に履いていたDATA、FORTE共に第4バックルキャッチャーを延長していた)履ける。と、いい事ばかり書きましたが、今回の試乗会ではあまり悪いところは目立ちませんでした。でも、変らないDATAのブルー×オレンジはまたまた今年も賛否両論です。
来期のDATA(写真は日本未販売の150)見た目は似てますが、かなり良くなってます。


XX(CROSS)はオレンジやめてくれました。
ニューモデル情報 ヘッド
昨年よりイトさん愛用のヘッドです。今期のヘッドはかなり変ります。まず、GSのレギュレーション変更にともなったスキーが出ます。オリジナルVISTプレート付と、CPプレート付の2種類で、SLも同じプレート付2種が出ます。CPプレート付のほうを基礎スキー実践向けとして、昨年のスーパーシェープGS、SLの代わりにするようです。そして、カラーリングのみの変更でスーパーシェープ、同スピード、さらに今年の目玉、スーパーシェープマグナムが出ます。このマグナム、170cmR13.5mと、Sシェープとスピードのほぼ中間のカーブを持っています。さらに注目はセンター71mmという幅です。斜面状況を問わず、高速安定性も抜群で、短いものは小回り系、長いものは大回り系のオールラウンドとして検定から技選まで幅広く使える1本だと思います。今のところイトさんいちおしです。そして、来シーズン新しく発売になる「XENON(ゼノン)」です。新種のオールラウンド・パフォーマンスというコンセプトで、とにかく操作がかるい!最小限の重量、最大限の敏捷性をそなえたとはよく言ったというスキーで、カリカリアイスバーンでもグサグサくされ雪でもかなりスムーズでした。そして、最近人気のレディーススキー「WOMEN’S THANG」シリーズです。来期は全体的に形状を見直し、より実践的なものと、よりらくらく系のモデルを用意しました。トップのパワーサングはスーパーシェープスピードのレディースバージョン。真っ黒コスメにゴールドビンディングとかなりかっこいい。今年人気だったややファットのワイルドサングはサンドウィッチ構造でリニューアル。レディーススキー版のSUVといったところで、パウダーから湿雪まで斜面を問わない。エブリサングは女性中上級スキーヤのオールラウンドで、センター幅72ミリとやや広めに取ることにより安定感抜群で、基礎にもレジャーにも使える。ここ2年大人気だったクールサングとファインサングはやや幅を広く見直し、より扱いやすくなった。飛び系の中で特に注目を集めたのはJ.O.(ヨン・オルソン)PROMODELです。その名の通り、ヨン・オルソン選手のモデルで、彼の大好きな双子のモデルさんの写真がプリントされている。かなりセクシーです。あとはモンスターがサンドウィッチ構造になり、XRCも相変わらず健在です。ビンディングはおなじみレールフレックスが新しくなります。スピードレールというシステムで、調整が簡単になり、若干の軽量化です。最後にブーツですが、前に紹介したRAPTOR(正解はラプターでした)はちょっと硬いんじゃないかと言いましたが、ご安心を。イトさんのはいてる「120RS」よりやわらかい「SUPERSHAPE RS」が出ます。これはかなりいいです。前に言った新開発のパワーベルトは着いていませんが(ブースターに替えちゃえー!)ブーツの反応や感覚は120と同じだし、インナーがサーモフィットです。結構期待してください。ただし、やわらかいと言ってもやはり1級以上でしょう。
いち押しのマグナム。なんでもできそうな基礎スキー実践向き。

かる〜いXENON9.0。らくらくスキーを目指す上級スキーヤーに。

新しいWOMAN’S THANG。デザインも良く、全体的に操作が楽に。
ニューモデル情報 サロモン
来期のサロモン、昨シーズンからですが、販売方法を変え、すでにデモモデルに関しては発売しています。昨年も賛否両論だった先行販売です。新しくなった「DEMOX」シリーズですが、まずビンディングマウントのプレート部(スマートラック)を変更。X2、X3、XRには「プロトラック」という、「スマートラック」の前部分を変更。ターン前半のトップの捉えがかなり良くなった。あと、モノコック部分にマグネシウムを採用することにより、エッジングがよりスムースかつパワフルになった。昨年はX2とXRは同じカーブでしたが、今年はX2をより浅いカーブにして高速大回り系オールラウンドスキーとしての完成度を上げている。昨年よりもしっかり度が増し、178cm(R18)は非常に大回りが気持ちが良く、特にトップからセンターのエッジホールドがいい。170cm(R16)は1本でなんでもこなせるエキスパート向き。昨年人気だったオールマウンテン系の「X−Wing」も健在。「Teneighty」シリーズもど派手なコスメを一新し、今年もブレーク間違いなしです。あと、レディースも「X−Wing」をベースにした非常に扱いやすい物も出てくるのでお楽しみに。あと、ブーツですが、今回「FALCON XR」のみ出ていた。履いてみると非常に幅広。もしかするとまた少しラスト(型)を替えたかも。見た目も邪魔(チューンするのに)だったバックルプロテクターがなくなっていた。他のブーツの情報は東京で展示会があるのでそれ以降に。
NEWDEMOX2とX3。お店にありますので見に来てください。